アジロンダック葡萄が豊作です。
2016年に小苗を植えたので6年目になります。
植えっぱなしですが年々沢山なるようになるので手入れも楽です。
小粒で種も数個入っていてますが、甘みも酸味もラブルスカ種特有の香りもあって美味しいです。
温室の保温力がどの程度なのか外気温と温室内の温度を記録してみました。
温室はポリカカバーの2.8mx1.8mx1.8m程度のもを仮組みして測定しました。
条件はA 、B、Cの3パターン。
A:側面のみ銀色の保温シートをはった状態。
B:温室内から空が見える部分に銀色の保温シートをはった状態でそれ以外は保温シート無し。
C:Bに加えて水槽用ヒーター(160W)で温めた状態です。
図で描くと下のようなイメージです。
2021年地植え越冬結果のまとめです。(今回は'21/3/27時点、'22/7/23時点を比較してみました)
2021年の冬は少し厳しかったです。最低気温は'22/1/1の-4.8℃でした。
また、3/23に0.8℃、4/2に1.2℃と春先芽が動き出そうとしている矢先に寒波にさらされ出鼻を挫かれた格好です。気温で1℃程度だと放射冷却で枝葉が0℃以下になっていた可能性もあり、事実熱帯果樹の一部は新芽が枯れてしまいました。
◯ピタンガ(無保護越冬)
3/27時点の様子です。左からピタンガホワイト(赤実)、赤実ピタンガ(SSHさん)、耐寒性が強いピタンガ(エキゾチックさん)。写真のようにピタンガホワイト>耐寒性が強いピタンガ>赤実ピタンガの順で耐寒性が強そうです。
7/23時点では3種類とも枝枯れもほぼ無く順調です。
◯デビッドソン・プラム(不織布で保護)
3/27時点、葉が枯れた状態です。
7/23時点、先端10cm位の枝は枯れましたがその下から芽が出てきましたが、側芽や花も咲いた去年と比べると調子は悪いです。
◯左からレッドグアバ、ストロベリーグアバ、イエローストロベリーグアバ(無保護越冬)
3/27時点、紅葉しかかっていますがほぼ大丈夫でした。
7/23時点、イエローストロベリーグアバは実がなりました。
◯Set capotes(無保護越冬)
あまりダメージは受けませんでした、温室の関係で東側に移植、東側の方が空が見える範囲が広い分放射冷却が厳しいので今年はどうなるか?
7月
◯アボカド メキシコーラ(無保護越冬)
葉が少し枯れましたが問題なく越冬。
7月の状態
◯Eugenia pyriformis
3/27 東側の株(ビニールカバーで保護)。枝葉が茶色く枯れています。
7/23 根本から芽が出てきて復活。上部の枝は枯れていました。
3/27 東側の株の根本に植えた寄せ植え。(ビニールカバーで保護)
半分くらい枯れました。
7/23 芽が出て来て順調です。
3/27 西側の株(無保護)。特にダメージなし。
7/23 成長は遅いですが、順調に育っています。
理由はわかりませんが西側はいつもダメージがないです。
考えられる理由とすれば
・元々個体差で寒さに強い
・東側の株はビニールカバーをしたことでかえって放射冷却で気温よりも低温となった。
・西側は3方向家に囲まれているのに比べて東側は壁がなく空が見える範囲が多いため放射冷却が激しい。
くらいかな?
◯イエローチェリーオブリオグランデ(無保護で越冬)
3/27 その後もダメージなく問題無く成長しています。
◯サバンナピタンガ(Eugenia calycina)(ビニールカバーで保護)
3/27 ビニールに密着している部分の葉が茶色く枯れました。
7/23 枝先は枯れていましたが比較的上部からも芽が出て復活しました。
セレージャを接木していましたが耐寒性への影響は不明でした。
3/27 セレージャに接木していた枝(無保護)
去年と違って今年は茶色く枯れた葉がありました。
7/23 枝には影響はなく新芽が出て復活しました。
◯ジャボチカバミウーダ Myrciaria trunciflora(Plinia peruviana var. trunciflora)
3/27 この時点で葉の緑も残り順調に越冬していました。
7/23 春先葉は全て落ちこれから芽が出るという段階でしたがいまだに芽が出て来ていません。よく調べると芽は少し大きくなった状態で枯れているようでした。やはり春先に0.8℃、1.2℃という低温にさらされたせいで出鼻を挫かれた感じがします。芽は放射冷却で氷点下になった可能性もあります。枝自体はまだ緑が残っているので休眠しているようにも見えますが、このまま休眠し続けて枯れてしまうパターンも経験しているので心配です。