2023年12月18日月曜日

ジャボチカバの種入手

 アルゼンチンのジャボチカバの種を入手しました。

販売元が植物検疫証明書を発行しないとのことだったので、輸入代行業者に輸入していただきました。

思った以上に発根していてもしゃもしゃ状態です。










今回輸入したのは

Giant Piray、Corrientes、Peruvian(Peruana?)の3種類です。


Giant Pirayはアルゼンチン北部のPiray川近辺のジャボチカバで4cm位の大きな実がなるそうです。Corrientesはアルゼンチン北部に自生しているジャボチカバで3cm弱の実がなる品種です。

Peruvianはペルーのジャボチカバで3.5cm位の実が成るようです。


発根済のため1鉢ずつに植えました。










アルゼンチンの北部と言ってもピンと来ないので

おおよその位置をGoogleマップ上に描いてみました。











アルゼンチンミシオネス州Oberaや隣接するブラジルサンタカタリーナ州には標高200〜1000m程度の広大な山林があり耐寒性に優れた品種が生まれる環境があります。

今回輸入した種類は耐寒性が、Ginat Piray -5℃、Peruana -5℃、Corrientes-6℃と説明されていて、-6℃であれば当地でも地植えできる可能性があります。


当地では地中は氷点下にはならないので、

寒さに強いCorrientesは東のブルーベリーの近くに、

Giant Piray、Peruvianは南側に、

それぞれ1個ずつを庭に地植えしました。








2023年12月3日日曜日

2022年地植え越冬結果&2023年冬支度

 2022年冬は2017年以来の-6℃レベルの厳しい冬でした。

 最低気温は1/26日の-6.3℃でした。






・ピタンガは4種類ほど地植えしていますが、品種間の差はあるにせよ問題なく越冬しています。

 今年の冬は無保護で越冬させます。













・デビッドソンプラム

 花は咲きませんでしたが今年も順調に育っています。













今年も不織布で保護して越冬させます。
















・サバンナピタンガ

地上部付近までだいぶ枯れ込みましたが、その後順調に復活しました。

 不織布で保護して越冬させます。












セーレージャに接木した枝は順調に育っていましたが、秋ごろ葉が急に枯れてしまいました。

前回接木も同じように秋に葉が枯れてそのまま枝も枯れてしまったので

何か合わない原因があるのかもしれません。

・ジャボチカバ

 アッスーワンは成長はゆっくりです。

不織布で保護して越冬させます。













小葉(SSHG)

順調に育っています。不織布で保護して越冬させます。













大葉四季なり

だいぶ枯れ込みました。不織布で保護して越冬させます。













大葉四季成り実生は地植えで寒さに当てていると成長が遅すぎるので鉢上げして温室で越冬させます。

ジャボチカバミウーダ Myrciaria trunciflora(Plinia peruviana var. trunciflora)は復活せず。

残念ながら枯れてしまったようです。

・セッチカポーテス

順調に育っています。無保護で越冬させます。













・Uvaia(Eugenia pyriformis)

東側の株 半分ほど枯れ込みましたが新芽が出て来て復活です。

不織布で保護して越冬させます。











東側の株に寄せ植えした小株

不織布で保護して越冬させます。













西側の株

冬季ダメージなく順調に育っています。

例年通り無保護で越冬させます。










東側の株は、根元の小株、西側の株と比較して既に葉が黄色っぽくなっています。

東側の株は冬季枯れ込むことが多く、西側の株は無保護でも全くダメージを受けたことはありません。

12月時点での黄葉の具合や東側の株が購入先が違うことなど考慮して、

やはり品種差が耐寒性に関係している可能性が高いです。

西側の株を挿し木で増やしたので来年は東側に地植えして耐寒性の比較をしてみたいと思います。

Sweet ubajay(Hexachlamys edulis)

順調に育っています。

恐らく無保護でも問題ないと思いますが、もう少し大きくなるまでポリカカバーで保護して越冬させたいと思います。

東側の株 ポリカカバーで保護








西側の株











ポリカカバーで保護













・Guabijyu(Myrcianthess pungens)

2本寄せ植え、順調に育っています。













・Annona emarginata

上半分は枯れましたが、順調に育っています。

西側の株 不織布で保護して越冬させます。














今年は新たに東側にも地植えしました。

不織布で保護して越冬させます。













他の鉢植えの株は温室で越冬させます。

・midyim berry

ビニールポットをかぶせて保護します。














2023年11月4日土曜日

Annona rugulosa

 オークションでAnnona rugulosaの枝を入手しました。

近い仲間のAnnona emarginataに接木しました。

最近芽が成長し始めたので恐らく接木は成功しそうです。













今育てているemarginataは葉の先端は丸いですが、rugulosaは先端が細くなりますね。












Annona属の種は発芽が難しく、100個蒔いても一つも発芽しないことが多々あります。

接木用の枝が入手できることは大変ありがたいです。


Annona rugulosaはemarginata同様寒さに強く恐らく-6℃に耐える可能性があります。

この木が大きくなったら挿し木で増やして地植え耐寒性テストをしてみたいと思います。


2023年10月8日日曜日

レッドグアバ収穫

 Psidium sp.(Red guava)が赤くなってきました。











通常のストロベリーグアバ(テリハバンジロウ)より実が大きいとのことでしたが4cm弱と大きめの実がなりました。(WEBを検索してみるとストロベリーグアバの変種か別種の可能性もあるらしいです。)











右の小さめ(3.6cm)の実がポロッと取れたので収穫してみました。(実生苗地植えで14年、初収穫です!)

この時点で香りは少しです。















切ってみると果肉は黄色っぽくジューシーで美味しそうです。

少し青臭い感じが混じりますがイチゴっぽい香りがしました。














食べてみると種の周りは滑らかでジューシー皮の極近くは少しもそもそした食感でした。

薄目の果皮は少し青臭いですが渋みはなく食べてもそれほど気になりません。

イエローストロベリーグアバのトロピカル風味とは異なりますが、

甘味と酸味、フルーティーでイエローストロベリーグアバと同じくらいに美味しいと感じました。家族の評価も意外と美味しいとのこと。


下の写真は種の大きさの比較です。

上2段は2系統育てているイエローストロベリーグアバのもの。

上は種が大きめ、中段は種が小さめの個体のものです。

一番下段が今回のもので比較的大きいことがわかります。












--- 2023/10/11 追記 ---

残りの実が完熟して落下しました。

1つは3.8cm、もう1つは3.6cmでした。












小さいですがイエローストロベリーグアバも収穫できたので味の比較をしてみました。













イエローストロベリーグアバはRed guavaに比べると酸味が少なくマイルドな味です。

Red guavaはわりと酸味と渋みがありました。渋いといっても桃程度の渋みです。

Red guavaの香りはイチゴっぽいです。何かに似ていると思ったらugniに似たストロベリー香です。味は少し桃っぽいトーンを感じました。

酸味と渋みが苦手な人はイエローストロベリーグアバの方が良いかもしれません。私は両方同じくらい好きです。

2023年9月18日月曜日

Eugenia calycina

Savanna pitanga(Eugenia calycina)の 接木が成功したようです。

セレージャ実生台で、太さが1mm位ですが芽が伸びてきていますので何とか接げたと思います。













左のは台木の切った部分を挿しておいたものです。

芽は伸びていますが、根が出ているかは不明です。


2023年9月17日日曜日

種到着

 頼んでおいた種が到着しました。

税関でかなりステップを踏んで心配しましたが、発注からトータル2週間強で着きました。


・Plinia inflata "Giant Mulch" 

    去年温室で越冬させた苗は結局枯れてしまったので再挑戦です。

 アマゾン原産のものは冬季部屋の中で管理することにします。









・Eugenia sp. "Camboim Amarela"

 リオデジャネイロのレスティンガ原産、丸い黄色の実がなります。








・Eugenia anthropophaga "Pitanga Bananinha"

 Pitangatubaに似た黄色い実がなります。パッションフルーツとピタンガを彷彿とさせる味。 

 2〜3mの低木で多様な気候に適応するようです。









・Eugenia azeda "Pitanga Feijoa"

 9mの低木で3〜4cmの丸いオレンジ黄色の実がなります。

 -3℃の軽い霜に耐性があるという情報もあるので比較的寒さに強いかもしれません。











・Campomanesia sp. "Super Guabiroba Gigante"

 7〜9cmの大きな実。以前こちらも大きい実をつけるCampomanesia hirsutaを枯らしてしまったので似た種類で再挑戦です。hirsutaより栽培難易度は低いようです。









・Eugenia stipitata sp. "Sororia"

 以前持っていたEugenia stipitataは温室で越冬できずに枯れてしまいました。

 これも再挑戦です。 "Sororia"は変種なのか選抜種なのかわかりませんが通常のものと実の硬さや味が違うようです。冬季室内で管理する予定です。








・Psidum australe

 今育てていているPsidium sp.はなぜか花は咲くけど一向に実がなリません。

 同じか似た仲間と思うので、相互受粉させて実をつけさせる作戦です。










ありがたいことに発根種子がかなり含まれていました。

発根済みのものは個別に鉢に植え付けました、残りは一晩水につけてから蒔くことにします。












2023年8月28日月曜日

Beach cambuca

 Beach cambia (Myrciaria strigipes)の苗を入手。














以前種を蒔いて発芽しなかったので、今度は苗で入手。

実は黄色くイエロージャボチカバに似ています。

味もイエロージャボチカバとジャボチカバの中間的なもののようです。


将来の話ですが、花は咲くけど実がなったことがない我が家のイエロージャボチカバの受粉ができるか試してみたいと思います。


2023年8月21日月曜日

ジャボチカバ

小葉ジャボチカバに蕾が出てきました。









去年はたくさん咲いたのに今年はこれだけです。

ワイヤリングをしていますが、葉芽はワイヤーの上から主に出てきています。

花芽と葉芽1本がワイヤーの下から出ています。


開花ホルモンのフロリゲンは葉で作られて下に向かうし、枝を切れば切った下から葉芽が出るので、花芽がワイヤーの上、葉芽は下と予想していましたが逆ですね。謎です?



こちらは超早生結実ジャボチカバ、地植えしても関係なく開花を続けています。








2023年8月15日火曜日

Psidium sp.

 Psidium sp.に新芽が伸びて再び蕾が出てきました。

ひょっとして四季成性があるのか、たまたまなのか?











まだ実までなったことはないので冷蔵庫に保存しておいたグアバの花粉で受粉してみようと思います。