2023年2月12日日曜日

ジャボチカバ交配

 超早生結実x下野大実ジャボチカバの交配種が発芽してきました。









よくよく見てみると発芽時に褐色のものと緑色っぽいものがあります。

褐色の方が数が多く緑色は数が少ないです。

恐らく褐色の方が珠心胚実生で緑色の方が交雑胚ではないか?と思っています。















上記前提で交雑胚の胚の大きさを調べてみようと思いましたが、どうもどこから生えているのか判断つかず断念しました。

柑橘の場合交雑胚は小さいという話ですが、ジャボチカバの場合下記によると

https://www.journals.uchicago.edu/doi/epdf/10.1086/334862

Somatic embryogenesis from mature split seeds of jaboticaba (Plinia peruviana (Poir) Govaerts)

Sheila Susy Silveira Bruno Francisco Sant’Anna-Santos Juliana Degenhardt-Goldbach Marguerite Quoirin


(As the seeds of jaboticaba present polyembryony, only the zygotic embryo was used in the experiments. The apomictic embryos were smaller than the zygotic embryos and were discarded due to their high oxidation when cultured in vitro. )


Google翻訳

「ジャボチカバの種子が多胚性を示すため、実験では接合胚のみが使用された。アポミク胚は接合胚よりも小さく、in vitroで培養すると高 い酸化のために廃棄された。」


つまり接合胚(交雑胚)の方が大きいとなります。

品種によっても違いがありそうなので使っている母樹が何かによっても変わってくるかもしれませんね。


ところで枝変わりの未熟果が白かったものも発芽してきています。

写真の右は通常の苗、左が枝変わりの苗で白い芽が出てきました。












どうもアルビノぽいですが、このままだと光合成できず枯れてしまうかも知れません。

ただし全く葉緑素ができないかというとそうでもなさそうで、極々一部に緑が見られます。(下の写真の右下部分)














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