親水公園にお花見に行ってきました。
まだ9分咲きといったところですが
空の青と対比が綺麗でした。
今年も新しい果樹がみのりますように!
新しく種を購入しました。
主にVilelaコレクションのPlinia truncifloraです。
・Plinia trunciflora "Miúda-Grumichama" Vilela B4
・Plinia trunciflora "Ribeirão dos Cascais " Vilela Collection
・Plinia trunciflora "Ipuiuna" (Vilela C12)
・Plinia trunciflora "Cabinho-Casca Grossa" Vilela A10
・Plinia trunciflora "Cabinho Poços" Vilela B17
・Eugenia sp. "Pitangão Amarelo da Unicamp"
・Campomanesia sessiliflora
・Plinia trunciflora "Miúda-Grumichama" Vilela B4
Vilelaコレクションの番号B4が付けられた品種。2cmくらいの実で、果実の軸が長く均一に色づくのでグルミチャマに似ているということで"Miúda-Grumichamaと呼ばれる。コーヒーベリーの風味。
・Plinia trunciflora "Ribeirão dos Cascais " Vilela Collection
Vilelaコレクションで番号が付けられていないが、優れた品質のために農場の本館の近くに植えられた。リベイラン·ドス·カスカイス川の近く(サンパウロから見て北方向の地域)で野生で発見され、ビレラ氏の農場で最大のP. truncifloraの果実を生産(おそらく 直径3cm超え)、果実は黒く非常に甘い。
・Plinia trunciflora "Ipuiuna" (Vilela C12)
P. truncifloraの最高の品種の1つと見なされている。イプイウナは、故ビレラ氏がこの美味しく甘いセレクションを得た南ミナスジェライス州の都市の名前。その味はコフィア·アラビカ(コーヒー植物)の甘い赤い果実に似ている。
・Plinia trunciflora "Cabinho-Casca Grossa" Vilela A10
「Cabinho-Casca Grossa」は、直径3cmに達する大きな果実と、非常に厚い皮で知られる品種。甘い果物は、ゼリー、ワイン、シロップに最適。
・Plinia trunciflora "Cabinho Poços" Vilela B17
ビレラプリニアコレクションの中で最も古い木。ポソス·デ·カルダス(サンパウロから見て北方向の地域)を起源とする。Plinia truncifloraのホロタイプに近い品種。非常に甘い風味の黒い果実を生産。
・Eugenia sp. "Pitangão Amarelo da Unicamp"
ピタンガ・アセロラ。3〜5mの木でサンパウロ州、パラナ州、リオグランデドスル州、サンタカタリーナ州に自生。直径2~3cmくらいのオレンジ色の果実は、風味がアセロラに似ていて、より甘く非常においしいらしい。開花まで早いという情報あり。
・Campomanesia sessiliflora
高さ4mに達する小さな木または低木で、細い樹皮を持つ曲がりくねった幹と、軸部分に明るい黄色の静脈を持つ小さな葉がある。3.5cmまでの大きな果実を生産し、果肉は甘く、心地よい風味があり、ブラジルでは最もおいしいガビロバと見なされている。
おまけで頂いた下野大実ジャボチカバの実から実生した苗で耐寒性テストをしてみました。
去年の冬の最低気温は2月6日、2月20日にそれぞれ -5.1℃ を記録していて-6〜-7℃台の大寒波というわけではありませんでしたがほぼダメージを受けずに越冬できました。
休眠が深すぎることもなく春先の芽の動き出しも良好です。
今までの挿し木による耐寒性テストでoblongataに似た葉を持つ品種(ponhema、ossy、fukuokaなど)は耐寒性が強い印象を持っています。
本品種の葉の形状、実の大きさから想像するにoblongata系を親に持つ交配品種だろうと考えていて、おそらく本品種も耐寒性が強いと予想しています。
去年の耐寒性テストの結果が良好だったため、さらに大きな別株の下野大実ジャボチカバで地植え越冬テストをすることにしました。
本苗は2020年9月に苗を入手した3苗のうちの1株で、残りの2株は温室内に地植えしています。
庭の南側に植えました。冬季不織布で囲うなどの保護なしで耐寒性テストをする予定です。
本品種は去年の冬の寒さ(最低気温-5.1℃)程度であれば問題なく越冬できることがわかりましたが、今後-6〜-7℃台の大寒波が来た場合でも大丈夫か確認していきたいと思います。
2024年3月6日に播種したEugenia aff. ligustrinaの様子です。
2024年3月6日に播種したEugenia aff. rostrifolia "Ciriguela"の様子です。
aff.がついているのでEugenia rostrifolia に似ているが少し異なるところがあるという事になります。
樹は3〜12mに成長し、新芽は赤い。写真で判断すると直径2〜3cm程度のオレンジ色の丸い実がなり、甘く酸味が少しあるそうです。味はEugeniaの中でも良い方とのこと。
原産はブラジル南部のサンタカタリーナ州である程度の耐寒性が期待できます。
2023/9/16に播種したPsidium australeの様子です。
販売元の説明
「Psidium australeは、Araçá Campestreとも呼ばれ、ブラジルのカンポス地域とサンパウロ南部で見られる珍しい低木です。それは、小さな緑がかった実で、多数の種子を持つゼラチン状の内部持ちます。植物はさまざまな気候や土壌に適応し、その果物は新鮮に食べたり、ジュースに使用することができます。Psidium australeは在来のミツバチにとって貴重であり、保存され、植林プロジェクトに含める必要があります。それはゆっくりと成長し、定期的な除草を必要とし、有機堆肥の恩恵を受ける。」
葉裏の様子。
分布を見てみるとどうやらセラード(乾季雨期があるサバンナのような気候)の植物のようです。
そのためか成長がとてもゆっくりでまだ小さいです。
まずは根をしっかり充実させてから地上部を成長させるパターンと思います。
今回この植物を導入した目的の一つは現在栽培しているPsidium sp.の受粉をさせることです。
販売元の写真を見るとふさ状に着く花の感じや葉の形が似ているので近い仲間と想像しています。
下の写真は現在栽培しているPsidium sp.です。花はよく咲きますが今まで1回も実が成ったことがありません。
2023.9.16に播種したPlinia inflata "Giant Mulchi"の様子です。
以前育てていた株は温室で越冬させようとして枯らせてしましましたので再挑戦となります。
アマゾン原産で低温に弱そうなので今回は室内で管理しています。
以下販売元の説明:
「Plinia inflata「Giant Mulchi」は、Plinia inflata「Mulchi」と比較して有意に大きな果物を生産する複数の木がエクアドルのテナの町の近くで育っていることが知られています。「Giant Mulchi」が単にMulchiの大きな実の選択であるか、おそらく独自の種であるかどうかはまだ知られていません。
パルプはジューシーで、甘く、豊富で、風味が良い。」
plinia inflata分布は下記の通りです。
一番上の写真で真ん中の枝が切れているのはジャボチカバに接木しようとして枝を取った跡です。
今まで何回か挑戦していますが成功したことがないので親和性がないのかもしれません。
ところで、タバコは多種多様な植物と接木親和性があるらしくタバコを中間台木にすると異種間でも接木が可能らしいです。
日本ではタバコの葉を吸うタバコとして利用しない限り栽培は可能なようなので今度ジャボチカバとの接木中間台木に利用してみようかと思います。