今年の春くらいにジャボチカバ(oblongata系?)の太めの枝を剪定したものを土に挿木しておきました。元々花芽のもとが着いていたと思いますが何故か開花しました。
根も葉も少ない(または無い)状態です。
これの剪定親の株は花芽のもとは着いているのですが開花スイッチが入らない状態です。
親株は根も葉も沢山ある状態です。
以前他のジャボチカバ(小葉系)でワイヤリングをした時は下の写真のようにワイヤの下側で開花し、上側は開花しませんでした。
この時は葉で作られたフロリゲン(開花ホルモン)がワイヤの上に溜まるはずなのでワイヤの上側が開花すると予想していましたが、逆の結果だったのが謎でした。
ワイヤの上は葉から落ちて来る成分は多く根から来る成分が少ない状態です。
ワイヤの下側は逆に葉から来る成分は少なく根から来る成分は多い状態です。
今回の開花も含めて表にまとめてみると下図のようになります。
O開花、X開花しない
表から言えることは
・根の多少は開花スイッチに関係なし。
・葉が多いと開花せず、葉が少ないと開花する
ことになります。
誤解を恐れず事実だけから判断すると、葉ではアンチフロリゲン(開花を抑制するホルモン)が生成されていて、葉が少ないとき(アンチフロリゲンが少ないとき)に開花スイッチが入ると仮定すると辻褄が合うかもしれません。
想像の域を出ませんが、
春先新芽が出るタイミングで古い葉を落とすので葉が少なくなり開花スイッチが入ると説明できそうです。また四季なり品種は葉でのアンチフロリゲンの生成量が少ない(もしくは無い)ため季節を問わず開花するという説明もできそうです。
葉の葉緑体やミトコンドリア類は母樹から継承されるので四季なり品種を母樹に持つと四季なりの性質を継承するかもしれない?(ほとんど妄想ですw)
日長とか温度とかも関係するかもしれませんが、花芽予備軍を持つ株の葉を全部切り落としたら開花スイッチが入るか実験する手もありかもしれませんね。
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