2021年8月31日火曜日

超早生結実ジャボチカバ収穫

 超早生結実ジャボチカバはポロポロと咲いては収穫していますが、試しにシワシワになるまで放置してから収穫してみました。

結構シワシワです。











剥いてみました。

意外なことに果肉が真っ赤です。










種の周りまで真っ赤です。










肝心の味の方は、酸味が強く出てきています。

普通の白い果肉の時は酸味が少しでおとなしめの味ですが、シワシワになるまで熟させると、ちょっとクセのある風味(梅っぽい?)ですが甘酸っぱく鮮烈な味です。これはこれでありな味です。

他の品種はどうなんだろう?今度他の品種が成ったらシワシワになるまで熟れさせてみることにします。


2021年8月29日日曜日

クロロシス再発

 去年クロロシスが発生したジャボチカバたちですが、土を入れ替えて対策して緑が戻りました。これで順調に行くかと思っていましたが、今年クロロシスが再発してしまいました。

特にponhemaの症状がひどく真っ白な状態です。

写真は ponhema












下の写真は大実ジャボチカバ、本来は濃い緑の葉をしています。










土は全てココピート中心の配合のものに入れ変えていますので問題はないはずです。いろいろ考えましたが、ひょっとしたら鉢皿を使っているのが原因かもしれないと思い当たりました。鉢皿には常に水が溜まった状態だったため、過湿で根が弱ってしまったかもしれません。


そこで、思い切って鉢皿をやめてみました。

下の写真で、枝の中間あたりが鉢皿を使っていたときの状態です。

その後鉢皿をやめて2ヶ月ほど、伸びてきた葉は緑が復活してきました。














やはり過湿により根が弱っていたのがクロロシスの原因だった可能性が高いです。

夏場鉢皿なしだとうっかり乾燥させすぎて枯らせてしまう危険がありますが、鉢皿によって過湿にしすぎても良くないことがわかりました。あとponhemaはおそらく過湿に弱そうです。

乾燥か過湿か特に小さい鉢だと調節が難しいし、鉢を大きくすれば良いのですがそうすると今度は置き場所に困ってしまいます。いろいろ悩ましいです。


2021年8月21日土曜日

カカドゥプラム

 カカドゥプラム(Terminalia ferdinandiana)

シクンシ科モモタマナ属

オーストラリア原産のブッシュタッカーです。

樹高10m程度

実のビタミンC含有量が多いので有名。

以前入手していたのですが、他家受粉が必要らしいので一株追加購入しました。












頼りなさげな小苗ですが、以前入手の苗(写真左)は根の成長もよく、意外と成長ははやいです。





 









販売元に確認したところ実生苗とのことなので受粉の心配はクリアです。


2021年8月1日日曜日

2020年地植え越冬結果

2020年地植え越冬結果のまとめです。(写真は3/14のもの)

今年は今まで使っていたデータロガーが浸水して壊れてしまったので、新たに防水のデータロガーを投入。










2019年の最低気温-3.2℃に対して2020年冬の最低気温は-4.2℃(グラフでは水色のAIR)で1℃寒かったです。

この位の温度であれば今地植えしている大半の熱帯果樹は大丈夫な温度です。









◯ピタンガ

ピタンガは、赤い実の品種(SSHGさん)、ピタンガホワイト(WPMさん)、耐寒性が強いと紹介されていた品種(エキゾチックさん)の3種類です。特に霜除けなどの保護はぜず素の状態で越冬、紅葉、一部葉が茶色くなるなどありましたが、春先の芽吹きや開花結実も順調でした。ピタンガは-4.2℃位では問題なしと言えそうです。














◯デビッドソン・プラム

大きな中空ポリカカバーで保護しました。特に葉が枯れることもなく春先の芽吹きも順調でした。現在去年の2倍くらいに急成長していて、さらに新しい芽が伸び始めたところで順調です。春先初めて花が咲きましたが、残念ながら結実までは至らずでした。













◯イエローストロベリーグアバ

デビッドソンプラムと同じカバー内で問題なく越冬。開花はまだみたいです。














◯レッドグアバ(Eugenia sp.

保護なしで問題なく越冬しました。

相変わらず茂るばかりで花が咲きません。














◯ストロベリーグアバ(赤実)

ペットボトルカバー保護で問題なく越冬しました。

日陰だからか成長が遅くまだまだ小さいです。














Sete capotes

不織布で保護して越冬。葉は部分的に茶色く枯れましたが、ほぼ緑を保って越冬しました。














◯アボカド メキシコーラ 保護なし。

順調です。















Eugenia pyriformis

不織布で保護して越冬。だいぶ紅葉して葉も痛みました。結実まではいきませんでしたが、春先初開花して順調でした。















根元に植えた別株は地面に近いせいか紅葉せず葉が青いまま越冬しました。












別の場所(西側)で無保護越冬させた株も順調に越冬しました。













◯サバンナピタンガ(Eugenia calycina (Eugenia involucrata))

不織布で保護して越冬、春先の芽吹きは順調でしたが、冬越しした葉はほとんど枯れてバリバリの状態でした。2019年の最低気温-3.2℃では緑色の状態で越冬していたので限界温度は-4℃あたりかと思われます。














ただしチェリーオブリオグランデに接木した枝は緑のまま越冬できていて不思議なものです。


Myrciaria trunciflora(Plinia peruviana var. trunciflora)

(ジャボチカバ ミウーダ、jaboticaba cafe

中空ポリカカバー(小)で保護。カバー内の温度はグラフのBOXで、最低気温は1/9-2.2℃でした。

このくらいであれば一部紅葉するくらいで越冬しました。












◯ジャボチカバ大葉(四季なり)実生

何本かあった実生のうち残った1本です。

保護なしで越冬しましたが成長は遅いです。












◯ジャボチカバ大葉(四季なり)

去年同様不織布で覆って保護して越冬。

問題なく越冬しています。

















Plinia cauliflora ジャボチカバ(サバラ)

ビニールカバーで保護して越冬、順調です。













◯ジャボチカバ アッスーワン

不織布で2重に保護。

一部の葉、枝が枯れましたが、春先芽吹きは順調でした。











◯ホワイトサポテの台木

地際近くまで枯れこみましたが、根本付近から芽がでて復活。(7/10撮影)











Eugenia sp.(ニューカレドニア)

挿木で増やした小苗を地植え、中空ポリかカバーで保護。比較的強いと思っていましたが枯れてしまいました。












◯イエローチェリーオブリオグランデ

中空ポリカカバーで保護、問題なく越冬しました。














Myrcianthes pungens(guabiju)

中空ポリカカバーで保護、3本中1本は葉が緑のまま越冬()1本は落葉した状態で越冬()、去年追加で植えた一本()は根付いていなかったのか枯れてしまいました。