2020年地植え越冬結果のまとめです。(写真は3/14のもの)
今年は今まで使っていたデータロガーが浸水して壊れてしまったので、新たに防水のデータロガーを投入。
2019年の最低気温-3.2℃に対して2020年冬の最低気温は-4.2℃(グラフでは水色のAIR)で1℃寒かったです。
この位の温度であれば今地植えしている大半の熱帯果樹は大丈夫な温度です。
◯ピタンガ
ピタンガは、赤い実の品種(SSHGさん)、ピタンガホワイト(WPMさん)、耐寒性が強いと紹介されていた品種(エキゾチックさん)の3種類です。特に霜除けなどの保護はぜず素の状態で越冬、紅葉、一部葉が茶色くなるなどありましたが、春先の芽吹きや開花結実も順調でした。ピタンガは-4.2℃位では問題なしと言えそうです。
◯デビッドソン・プラム
大きな中空ポリカカバーで保護しました。特に葉が枯れることもなく春先の芽吹きも順調でした。現在去年の2倍くらいに急成長していて、さらに新しい芽が伸び始めたところで順調です。春先初めて花が咲きましたが、残念ながら結実までは至らずでした。
◯イエローストロベリーグアバ
デビッドソンプラムと同じカバー内で問題なく越冬。開花はまだみたいです。
◯レッドグアバ(Eugenia sp.)
保護なしで問題なく越冬しました。
相変わらず茂るばかりで花が咲きません。
◯ストロベリーグアバ(赤実)
ペットボトルカバー保護で問題なく越冬しました。
日陰だからか成長が遅くまだまだ小さいです。
◯Sete capotes
不織布で保護して越冬。葉は部分的に茶色く枯れましたが、ほぼ緑を保って越冬しました。
◯アボカド メキシコーラ 保護なし。
順調です。
◯Eugenia pyriformis
不織布で保護して越冬。だいぶ紅葉して葉も痛みました。結実まではいきませんでしたが、春先初開花して順調でした。
根元に植えた別株は地面に近いせいか紅葉せず葉が青いまま越冬しました。
別の場所(西側)で無保護越冬させた株も順調に越冬しました。
◯サバンナピタンガ(Eugenia calycina (Eugenia involucrata))
不織布で保護して越冬、春先の芽吹きは順調でしたが、冬越しした葉はほとんど枯れてバリバリの状態でした。2019年の最低気温-3.2℃では緑色の状態で越冬していたので限界温度は-4℃あたりかと思われます。
ただしチェリーオブリオグランデに接木した枝は緑のまま越冬できていて不思議なものです。
◯Myrciaria trunciflora(Plinia peruviana var. trunciflora)
(ジャボチカバ ミウーダ、jaboticaba cafe)
中空ポリカカバー(小)で保護。カバー内の温度はグラフのBOXで、最低気温は1/9に-2.2℃でした。
このくらいであれば一部紅葉するくらいで越冬しました。
◯ジャボチカバ大葉(四季なり)実生
何本かあった実生のうち残った1本です。
保護なしで越冬しましたが成長は遅いです。
◯ジャボチカバ大葉(四季なり)
去年同様不織布で覆って保護して越冬。
問題なく越冬しています。
◯Plinia cauliflora ジャボチカバ(サバラ)
ビニールカバーで保護して越冬、順調です。
◯ジャボチカバ アッスーワン
不織布で2重に保護。
一部の葉、枝が枯れましたが、春先芽吹きは順調でした。
◯ホワイトサポテの台木
地際近くまで枯れこみましたが、根本付近から芽がでて復活。(7/10撮影)
◯Eugenia sp.(ニューカレドニア)
挿木で増やした小苗を地植え、中空ポリかカバーで保護。比較的強いと思っていましたが枯れてしまいました。
◯イエローチェリーオブリオグランデ
中空ポリカカバーで保護、問題なく越冬しました。
◯Myrcianthes pungens(guabiju)
中空ポリカカバーで保護、3本中1本は葉が緑のまま越冬(前)、1本は落葉した状態で越冬(後)、去年追加で植えた一本(右)は根付いていなかったのか枯れてしまいました。
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