2021年12月31日金曜日

冬支度

 今年も地植えの株たちを越冬させるためカバーをかけました。


・ピタンガは4種類(SSHGさん、ピタンガホワイト、ブラックスター、耐寒性が強いというふれこみのオークション品)を地植えしていますが特にカバーなしで越冬させます。


・デッビドソン・プラムは不織布で保護。今年初めて開花。

去年の倍くらいに育ち胸の高さほどになりました。














・レッドグアバ、ストロベリーグアバ、イエローストロベリーグアバは保護無しで越冬させます。














・Set capotesも保護なし越冬させます。樹高は背の高さを完全に超えました、














・アボカド メキシコーラ 根本のシュートが急成長して背の高さをはるかに超えました。

保護なし越冬させます。















Eugenia pyriformis

    今年地植え後初めて開花した東側の樹はビニールカバーで、





西側の株は例年通り無保護で越冬させます。













・上の写真の右の樹はエローチェリーオブリオグランデです。

無保護越冬させます。


サバンナピタンガ(Eugenia calycina)

今年は枝先にチェリーオブリオグランデを接木しています。

ビニールカバーで越冬させますが、接木で耐寒性に影響が出るか見てみます。














Myrciaria trunciflora(Plinia peruviana var. trunciflora)

ポリカカバーで越冬させます。












その他のジャボチカバ類は

・四季なり、小葉 不織布















・アッスーワン ビニール













・大葉四季成り実生、小葉実生の小苗は無保護越冬させます。













・Myrcianthes pungens(guabiju)

ポリカカバーで越冬させます。











・Sweet ubajay(Hexachlamys edulis)

2株ありますがポリカカバーで越冬させます。

初の地植え越冬になります。

西側の株










東側の株












・Annona emarginata

今年初の地植え越冬になります。

不織布で越冬させます。














一昨日中を覗いてみました。すでに最低気温-4.1℃を1回経験していますがダメージは見られないようです。期待通り耐寒性は強そうです。



2021年12月13日月曜日

超早生結実ジャボチカバ開花

部屋に取り込んだ超早生結実ジャボチカバが室内が暖かいせいか12月始め頃に開花してくれました。















これはチャンスとばかりに追加で小葉ジャボチカバの花粉と交配しました。

下の写真は交配後現在(12月13日)の様子で、うまく実が育ってくれています。














うまく交配できているかわかりませんが、数打ちゃ当たる方式で頑張っています。


以前交配したものは順調に育っていて、下の写真は11月16日のもの。

面白いことに緑や褐色の芽など色々です。

これをもって交配が成功したかはわかりませんが。













下の写真は12月13日のも。

真ん中の背の高いのは種が白かった子です。

母樹に似て新芽が褐色で葉脈がはっきりしたタイプです。















交配できたか判断するのはむずかしいです。

葉の形がはっきり違っていればわかりやすいのですが、

一つには葉裏の色で判断するのもありかと思っています。

ジャボチカバはよく観察してみると品種によって葉裏の色が

褐色、白っぽい、緑っぽいとわりと個性が出やすいと思います。


2021年12月2日木曜日

ビワ開花

 ビワが開花しました。











なんでこんな寒い時期に咲くのかわかりませんが、

一説によると冬の時期競合が少ないので訪花昆虫を呼び寄せやすいのだとか?

なるほど花の香りが良く蜂を惹きつけそうです。

ビワは自家受粉するそうなので人工授粉しておきました。


2021年11月1日月曜日

ジャボチカバ発芽

 10月はじめに蒔いた交配ジャボチカバ(超早生結実種 X 小葉種)が発芽し始めました。

こちらは白っぽかった種。全体に豆みたいな形で1本だけ根と芽が出てきました。









こちらは赤かった種で、多胚のためか3本ほど根が出ているように見えます。










その後もポツポツと花が咲いているので、小葉種の花粉で受粉して種を追加で撒いています。













まだまだ蕾は上がってきているのですが、最近は朝の気温が6℃くらいに下がる日もありそろそろ実がなるのは限界かもしれません。


一方今年蒔いておいた超早生結実種も発芽しています。













こちらは親株に比べると葉がやけに波打っている芽がでてきました。

交配はしていなかったと思いますが、今後葉の形がどうなるか気になるところです。



2021年10月24日日曜日

フェイジョア

 フェイジョアの実が落ち始めました。


下の写真はオパールスター










今年はどうやらフェイジョアは不作のようです。

例年に比べて実は小さく数も少ないです。

もう一つの品種カカポに至っては成ったのは数個です。

春先、花はたくさん咲いたし割と真面目に受粉作業もしたのですが効果はなかったようです。

原因はわかりませんが、例年と違うところは実を大きくするために窒素肥料をたくさんあげたことくらいかな?成長モードに入ってしまった?





2021年10月17日日曜日

チャノキ

 ダージリンティーの樹(Camellia sinensis (Darjeeling)) をゲットしました。













ネットで調べたところ、

ダージリン種は日本茶と同じ中国種(葉が小さい、渋み弱い、寒さに強い)、アッサム種はインドアッサム地方で発見された種類だそうです(葉が大きい、渋み強い、寒さに弱い)。


花付きはとても良く、小苗なのに各節に蕾が出てきています。

花の香りは、どこかでかいだ記憶があるような?甘さの中にスッキリ感のある良い香りです(ちょっとお菓子っぽい印象だけど思い出せない、微妙に紅茶の香り?)。ツバキ科なので椿の花に似ていますね。













2輪ほど咲いた感じでは、花は1日程度で落ちてしまうみたいで、後に雌蕊が残ります。

お茶は自家不和合性が強いそうなのでこのままでは実はならないと思います。ご近所の茶の木と交雑すれば良いですが、近くにお茶を周りに植えていた畑があったのですが、それも駐車場に変わってしまったので難しいかな?


日本のお茶は簡単に手に入りますが、少し変わったお茶を飲んでみたくて、

紅茶を作るのはハードルが高そうなので、まずは自家製ダージリン緑茶に挑戦してみたいと思います。


2021年10月10日日曜日

ビワに花芽

 頂き物のビワの木に初めて花芽が出てきました!










2015年に親戚の知り合いから苗頂いたもので、植え付けて6年で花芽が着いたことになります。

他家のビワの木の花芽を見るたびにうちのはまだかと首を長くして待っていましたがようやくです。

このビワの品種はわからないそうですが、頂いた実は市販のものより甘味も酸味も強かった覚えあがあります。

久しぶりにあの美味しいビワが食べられそうで楽しみです。





2021年10月5日火曜日

ジャボチカバ交配

 超早生結実ジャボチカバを収穫しました。











本品種はポツポツと咲いては結実していますが、今回は、冷凍庫に保存しておいた小葉ジャボチカバ(おそらくサバラ種)の花粉で受粉してみました。

適当にやっているのでうまく交配できたかはわかりません。

面白いことに種は通常赤いのですが、一つとそれと一緒に出てきた極小の種は白でした。











ところでジャボチカバの種は多胚ですが、多胚の植物は胚の一つが交雑胚で他は母樹のクローンらしいです。


下の写真は2019年に蒔いた超早生結実ジャボチカバの苗です。

7本ほどありますが、特に交配もしてませんし、ほとんどは母樹のクローンということになります。葉の形をみても母樹にそっくりで葉裏の葉脈が出っ張るタイプです。

ただし自家受粉の胚があれば、メンデルの法則に従ってさらにご先祖の性質が出てくる可能性はあるのかな?詳しくないのでわかりませんが。。。














2020年にもジャボチカバミウーダの台木部分に花が咲いたので超早生結実ジャボチカバと交配してみました。4本発芽しましたが大きいのは葉裏の葉脈が目立ち母樹に近い形です。小さい手前の苗はいまのところ葉裏がフラットで花粉親の葉に似ています。まだ小さいのでもう少し大きくならないとはっきりしたことはわかりませんが、交配できていたら面白いなと思います。




2021年9月19日日曜日

Annona emarginata

 Annona emarginata追加で8本芽が出てきました。












そのうち2本が種の殻が着いたままの状態で、このところ成長が止まっているように見えます。











このままだと枯れてしまいそうだったので殻を取ってあげました。












殻の中は緑が残っていて大丈夫そうです。殻から解放されたし成長再開してくれるかな?


一方、地植えした株は順調に育っています。根元が木質化してきていますし、越冬に向けて準備が整いつつあります。




2021年8月31日火曜日

超早生結実ジャボチカバ収穫

 超早生結実ジャボチカバはポロポロと咲いては収穫していますが、試しにシワシワになるまで放置してから収穫してみました。

結構シワシワです。











剥いてみました。

意外なことに果肉が真っ赤です。










種の周りまで真っ赤です。










肝心の味の方は、酸味が強く出てきています。

普通の白い果肉の時は酸味が少しでおとなしめの味ですが、シワシワになるまで熟させると、ちょっとクセのある風味(梅っぽい?)ですが甘酸っぱく鮮烈な味です。これはこれでありな味です。

他の品種はどうなんだろう?今度他の品種が成ったらシワシワになるまで熟れさせてみることにします。


2021年8月29日日曜日

クロロシス再発

 去年クロロシスが発生したジャボチカバたちですが、土を入れ替えて対策して緑が戻りました。これで順調に行くかと思っていましたが、今年クロロシスが再発してしまいました。

特にponhemaの症状がひどく真っ白な状態です。

写真は ponhema












下の写真は大実ジャボチカバ、本来は濃い緑の葉をしています。










土は全てココピート中心の配合のものに入れ変えていますので問題はないはずです。いろいろ考えましたが、ひょっとしたら鉢皿を使っているのが原因かもしれないと思い当たりました。鉢皿には常に水が溜まった状態だったため、過湿で根が弱ってしまったかもしれません。


そこで、思い切って鉢皿をやめてみました。

下の写真で、枝の中間あたりが鉢皿を使っていたときの状態です。

その後鉢皿をやめて2ヶ月ほど、伸びてきた葉は緑が復活してきました。














やはり過湿により根が弱っていたのがクロロシスの原因だった可能性が高いです。

夏場鉢皿なしだとうっかり乾燥させすぎて枯らせてしまう危険がありますが、鉢皿によって過湿にしすぎても良くないことがわかりました。あとponhemaはおそらく過湿に弱そうです。

乾燥か過湿か特に小さい鉢だと調節が難しいし、鉢を大きくすれば良いのですがそうすると今度は置き場所に困ってしまいます。いろいろ悩ましいです。


2021年8月21日土曜日

カカドゥプラム

 カカドゥプラム(Terminalia ferdinandiana)

シクンシ科モモタマナ属

オーストラリア原産のブッシュタッカーです。

樹高10m程度

実のビタミンC含有量が多いので有名。

以前入手していたのですが、他家受粉が必要らしいので一株追加購入しました。












頼りなさげな小苗ですが、以前入手の苗(写真左)は根の成長もよく、意外と成長ははやいです。





 









販売元に確認したところ実生苗とのことなので受粉の心配はクリアです。


2021年8月1日日曜日

2020年地植え越冬結果

2020年地植え越冬結果のまとめです。(写真は3/14のもの)

今年は今まで使っていたデータロガーが浸水して壊れてしまったので、新たに防水のデータロガーを投入。










2019年の最低気温-3.2℃に対して2020年冬の最低気温は-4.2℃(グラフでは水色のAIR)で1℃寒かったです。

この位の温度であれば今地植えしている大半の熱帯果樹は大丈夫な温度です。









◯ピタンガ

ピタンガは、赤い実の品種(SSHGさん)、ピタンガホワイト(WPMさん)、耐寒性が強いと紹介されていた品種(エキゾチックさん)の3種類です。特に霜除けなどの保護はぜず素の状態で越冬、紅葉、一部葉が茶色くなるなどありましたが、春先の芽吹きや開花結実も順調でした。ピタンガは-4.2℃位では問題なしと言えそうです。














◯デビッドソン・プラム

大きな中空ポリカカバーで保護しました。特に葉が枯れることもなく春先の芽吹きも順調でした。現在去年の2倍くらいに急成長していて、さらに新しい芽が伸び始めたところで順調です。春先初めて花が咲きましたが、残念ながら結実までは至らずでした。













◯イエローストロベリーグアバ

デビッドソンプラムと同じカバー内で問題なく越冬。開花はまだみたいです。














◯レッドグアバ(Eugenia sp.

保護なしで問題なく越冬しました。

相変わらず茂るばかりで花が咲きません。














◯ストロベリーグアバ(赤実)

ペットボトルカバー保護で問題なく越冬しました。

日陰だからか成長が遅くまだまだ小さいです。














Sete capotes

不織布で保護して越冬。葉は部分的に茶色く枯れましたが、ほぼ緑を保って越冬しました。














◯アボカド メキシコーラ 保護なし。

順調です。















Eugenia pyriformis

不織布で保護して越冬。だいぶ紅葉して葉も痛みました。結実まではいきませんでしたが、春先初開花して順調でした。















根元に植えた別株は地面に近いせいか紅葉せず葉が青いまま越冬しました。












別の場所(西側)で無保護越冬させた株も順調に越冬しました。













◯サバンナピタンガ(Eugenia calycina (Eugenia involucrata))

不織布で保護して越冬、春先の芽吹きは順調でしたが、冬越しした葉はほとんど枯れてバリバリの状態でした。2019年の最低気温-3.2℃では緑色の状態で越冬していたので限界温度は-4℃あたりかと思われます。














ただしチェリーオブリオグランデに接木した枝は緑のまま越冬できていて不思議なものです。


Myrciaria trunciflora(Plinia peruviana var. trunciflora)

(ジャボチカバ ミウーダ、jaboticaba cafe

中空ポリカカバー(小)で保護。カバー内の温度はグラフのBOXで、最低気温は1/9-2.2℃でした。

このくらいであれば一部紅葉するくらいで越冬しました。












◯ジャボチカバ大葉(四季なり)実生

何本かあった実生のうち残った1本です。

保護なしで越冬しましたが成長は遅いです。












◯ジャボチカバ大葉(四季なり)

去年同様不織布で覆って保護して越冬。

問題なく越冬しています。

















Plinia cauliflora ジャボチカバ(サバラ)

ビニールカバーで保護して越冬、順調です。













◯ジャボチカバ アッスーワン

不織布で2重に保護。

一部の葉、枝が枯れましたが、春先芽吹きは順調でした。











◯ホワイトサポテの台木

地際近くまで枯れこみましたが、根本付近から芽がでて復活。(7/10撮影)











Eugenia sp.(ニューカレドニア)

挿木で増やした小苗を地植え、中空ポリかカバーで保護。比較的強いと思っていましたが枯れてしまいました。












◯イエローチェリーオブリオグランデ

中空ポリカカバーで保護、問題なく越冬しました。














Myrcianthes pungens(guabiju)

中空ポリカカバーで保護、3本中1本は葉が緑のまま越冬()1本は落葉した状態で越冬()、去年追加で植えた一本()は根付いていなかったのか枯れてしまいました。