2019年7月28日日曜日

地植え越冬報告(2017)

2018/9/18(火) 午前 1:34
2017年のとても寒い冬の地植え越冬結果がはっきりしたのでまとめました。
2017年は、最低気温が-6.2℃、寒い日が何日も続く地植えの熱帯果樹にとってはとても厳しい年でした。

◯Myrciaria phytrantha(実生)ガラス瓶+中空ポリカカバー2重で保護
家族が何か植えるために掘ったようで、痕跡すら見当たりません。
判定不可。

◯ピタンガ(地植え)ビニールカバーで保護
実が赤い品種は、細い枝はことごとく枯れてしまいましたが
太い枝からは芽が出て復活しています。



一方、ピタンガホワイトは、細い枝も含めてダメージが見られませんでした。
その後の成長も順調です。



◯Myrciaria sp.(Fuzzy Jaboticaba) ガラス瓶+中空ポリカカバーで2重で保護。
かなり枯れ込みましたが、根元から芽が出てきました。
例年に比べて成長の勢いはかなり悪いです。



◯パッションフルーツ(トゥンボ)
根が生きていることを期待していたのですが
枯れてしまいました。


◯Plinia edulis(cambuca) 中空ポリカカバー1重保護。
芽が出るのをまだかまだかと待っていましたが、結局枯れてしまったようです。
やはり寒さには強くないようです。



◯Myrciaria sp.(カンボイム?、ラムベリー?) 中空ポリカカバー1重で保護。
何年か枝は枯れても根元から復活を繰り返していましたが、去年の厳しい冬で
根も枯れてしまったようです。



◯Psidium sp.(左) アルミ保温シート+大きなポリカカバーで保護。
例年に比べて芽が出るまでにかなり時間を要しました。
地上部は完全に枯れてしまいましたが、地面から新しい芽が出て復活しました。
しかし例年に比べると成長は良くありません。



◯デビッドソン・プラム 大きなポリカカバーで保護。
枝の半分くらいが枯れてしまいましたが、真ん中くらいから芽が出て
成長しています。例年より若干成長が悪い気がします。



◯イエローストロベリーグアバ ペットボトルカバーで保護。
ダメージはないように見えますが、鉢植え室内のものに比べると
成長は遅く小さいです。



◯レッドグアバ(Eugenia sp.)
ビニールシートのカバーからはみ出した部分の枝先は枯れていますが、
順調に成長しています。



◯ストロベリーグアバ ペットボトルカバーで保護。
無事に越冬しました。ゆっくりと成長しています。



◯Sete capotes プラダンでカバーで保護。
枝先で枯れたものがありますが、順調に成長しています。
耐寒性は強そうです。



◯Myrciaria trunciflora(ジャボチカバ ミウーダ)中空ポリカカバー1重で保護。
あまりダメージを受けなかったようです。
中空ポリカカバーの中の最低気温は-3.3℃でした。
地植えのジャボチカバの中では一番良い状態で越冬しました。



◯アボカド メキシコーラ 保護なし。
問題なく越冬。


◯jaboticaba ponhema ガラス瓶+プラダンの2重カバーで保護。
Fuzzy種と似たような状態で、なり枯れ込みましたが、根元から芽が出てきました。
例年に比べて成長の勢いはかなり悪いです。



◯Eugenia pyriformis プラダンカバーで保護。
枝の半分くらいが枯れ込みましたが、新しい芽が成長して順調です。


こちらはカバーなしで雪に埋もれてカチカチになっていた株ですが、
こちらも順調に成長しています。


本種は、かなり耐寒性があると思います。


◯サバンナピタンガ 保護無し。
Eugenia calycinaです。枝のうえから1/3位は枯死したのと
葉は全てカリカリになって枯れましたが、新しい芽が出て順調です。
本種はセレージャと似ていますが、セレージャほどの耐寒性はないものの
それなりに耐寒性は強いです。



上の写真の株から取った枝をセレージャに接ぎ木したものは、
春先芽がで始めたものの勢いなく今は枝だけになってしまいました。


◯大葉(四季なり)ジャボチカバ(実生)無保護。
例年より勢いがありませんがなんとか成長しています。


地植え大株は、上半分が枯れましたが、なんとか芽が出て復活。



◯ジャボチカバ(サバラ)
上半分が枯れましたが、なんとか芽が出て復活。



◯ホワイトサポテ(中空ポリカバーで保護)
2品種植えていましたが1品種は完全に枯死、もう1品種は接ぎ木の品種部分は枯死、
台木の地面付近から芽が出て復活しました、しょうがないので台木だけでも育てることにします。



◯ケイアップル(保護なし)
強いと思っていたケイアップルも去年の厳しい冬では地上部にかなりのダメージが出てしまいました。
地上部の枝、特に上の方は枯れていますが、5本とも地際や地面の中から新しい芽がわさわさと
出てきました。



◯Eugenia sp.(ニューカレドニア)
水挿しして霜ざらしにしたものです。
-6.2℃の時はベランダの軒下、その後野ざらしにしていたものですが、
成長こそしないものの葉にダメージは見られませんでした。
本種はかなり耐寒性があるかもしれません。
ただいま挿し木に挑戦中、芽が出てきていますので、挿し木が成功したら
地植えしてみたいと思います。


◯黑老虎(無保護)
冬のダメージもなく問題なく成長しています。
かなり耐寒性が強いと言えます。


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